管理釣り場でフライフィッシング

東海圏管理釣り場で三十路フライフィッシャーが愛を叫ぶ

管理釣り場から始めたフライフィッシング

フィッシング(以下FF)を始めてそろそろ2年になろうかという頃です。

知り合いにFFの経験者はなく、管理釣り場でのフライ教室や個人ブログ、Youtube等で譲歩を得て独学でやってきました。


まずFFに興味を持ったきっかけは、春~夏の管理釣り場でルアー勢が撃沈の中、FFをやっている人たちがコンスタントに釣っていた事です。

なんであの人たちは釣れるんだろうという疑問とFFの実力を見た日でした。

やりたいなという欲求はそれから次第に高まり、1年後の12月に始めてのタックルを手にします。



幸い徒歩圏内に足場が良く人の来ない池があった為、そこで人知れず竿を振ってました。

ロールキャストはうまくできるときできない時があったり(多分バックループの形成度合い)、ロールキャストのロングキャストがうまくいかなかったり、フォルスキャストの最中にラインで後ろの水面を叩いてしまうことが当時の課題でした。



そして瑞浪フィッシングパーク(現在:キャンプエリア瑞浪(現在:フライは禁止))で初実釣。

近所の池ではフライの代わりに毛糸をつけてロールキャストで10m程飛ばせたのですが、本番ではフライが沈んでしまい、うまくキャストできなかったのです。

竿を上げてラインリフトしたときにフライも水面下まで引っ張ってこないと、フライを水から引き上げる力にラインが前へ行こうとする力が奪われてしまい、距離が伸びないんですね。

今ならそれが分かるんですが、当時はなぜ飛ばないのか、どうしたら周りの人のように飛ぶようになるのか分からずにひたすらに水面を荒らしていた気がします。

特にその時つけていた極大ビーズヘッドのウーリーバガーは沈降速度も速かったので初心者にはさらに難しかったのでしょう。

また、それに加えてタナに厳しい瑞浪フィッシングパークなのも悪かった。

いうことで初FFはボウズでの幕明けとなりました。



失意に暮れていた私ですが、春先に訪れた戸神の池で転機が訪れます。

そこはフライマンも多く、瑞浪でよく見かけたルースニングではなく、ドライでやっている方も多かったです。

これは恐らく季節も関係していたと思います。

そこで自分も手持ちのでっかいドライフライでやってみたのですが、ロールキャストではすぐにドライフライが沈んでしまう為、オーバーヘッドキャストに切り替えてキャストしてみました。

もちろんフロータントなんか持ってなかったので振ってるうちに乾くだろうという目論見からですね。

ピックアップ&レイダウンで魚にアピールし、沈みそうになってきたらフォルスキャストでフライに含まれた水を切って再び浮かせる。

そんな繰り返しでこの時は10匹程度釣れたと思いましたが、この「釣れた」という事実は自分に大きな自信を呼び起こしてくれました。


何しろ誰からも教えられることなく、独学でやってきたのですから。

魚が釣れるという事実が自分のやってきたことが間違っていなかったということを教えてくれました。


また、戸神の池でバックキャストの際に木に引っ掛けて多くのフライをロストし、周りへの配慮というか注意を向けることも覚えました。



その後は自然渓流や裾野FP、平谷湖FS、Fサンクチュアリ、千早川FS、神越渓谷、大安TL等に通って腕を磨いてきました。



ルアーから転向して思うFFのアドバンテージは、アクションしないこと・波動以外のすべてだと思います。

実際に魚が食べる餌に近くて食いつきが良く、シルエット・沈降速度に関係なく飛距離が出せるということでしょうか。


実際、ルアーと比較してフライは管理釣り場では釣れすぎると思います。

最初はボウズだった私が今では場所によっては100匹以上釣るのも容易くなってきました。



まだまだ未熟モノではありますが、私が得た教訓やコツをこれから管理釣り場でフライフィッシングを始める方・上達を目指している方向けに発信していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。