クリアポンドとマッディポンドの釣り
管理釣り場には渓をそのまま釣り場にしたストリームの他、ため池状にしてあるポンドがあります。
ポンドはその水質のうち、魚がはっきり見えるクリアと、濁って表層に浮いた魚以外見えないマッディがあります。
これらの水質の違いで釣り方が変わってきますので、今日はそのことについて書いていきたいと思います。
まずマッディポンドでは魚が見えないのでアタリはすべてマーカー任せになります。
魚達にフライをアピールするにはシルエットの大きなもの、とりわけボヤっとしたものが効果的なようです。
いつも紹介しているマラブーバグやMSC等のモサモサしたニンフの他、エッグフライが良く効きます。
色はベージュやブラウン、オリーブ等の自然に良くマッチした保護色系カラーが良いです。
タナは深めに取って、ショットも重めにして速い動きで魚にアピールするのが良いようです。
対してクリアポンドでは魚が良く見える代わりに魚からこちらも良く見えています。
非常にプレッシャーがかかりやすく、魚がスレやすいと言えます。
ただ、常日頃ストレスがかかっている彼らは、何かのスイッチが入ると一気にピラニアのように餌に群がってきます。その場合には爆釣モードに入れます。
使うフライはできるだけシルエットの小さなものが良いようです。
非常に小さく巻いたニンフやエッグが良く釣れ、マラブーバグは効果的ではありません。
ソフトハックルと言われるウェットフライも効果的です。
タナは自由ですが、ショットはなるべく軽くしてフォールのみでゆっくりアピールすることを重視します。
クリアポンドでは魚がフライに食いつくところも見えるものですから、マーカーのみでなく沈降していくフライを見やすいように色を見やすいものにすることも効果的です。
そして、フライバイト・マーカー以外にもティペットが水中に引き込まれていく速度でアタリを取ることもできます。
キャスト直後からフライは沈降を始めますがティペットは表面張力で水面にあるので、フライの沈降と共に水面にあるティペットが少なくなっていきます。
この水面にあるティペットがなくなる速度が急に早くなったり遅くなったりしたときは魚がフライを咥えた時なので、合わせに行きます。
このテクニックはマッディポンドでの近距離の釣りにも有効ですからマスターしておいて損はないです。
また、ティペットを浮かせておく必要があるので、ティペットにフロータントを塗っておくことをお勧めします。
釣り場の流れの有無・透明度・季節によっても釣れるフライや釣り方が変わってきますので、工夫して釣りをしてみてください。
ちなみに私の近場にある管理釣り場はマッディポンドばかりだった為、初めてクリアポンドを相手にした日にはかなり苦戦を強いられました。
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