管理釣り場でフライフィッシング

東海圏管理釣り場で三十路フライフィッシャーが愛を叫ぶ

ルアーからフライに転向して感じた違い(実釣編)

私は元々海で投げ釣りをしたりするのが好きで、友人に誘われて管理釣り場でのルアーフィッシングを始めました。

そこからさらにフライフィッシングに転向した訳なのですが、、、

ルアー釣りからフライフィッシングに転向して気をつけるべき点?というか違う点を書いていきたいと思います。




~実釣編~


・フォ-ルは大事

ルアー釣りでもリフト&フォールという釣り方がありますが、有効な釣り方ですよね。

フライフィッシングにおいてもフォールはとても大事です。

というかルースニングで目立つ動きと言えばフォールしかないので、落としている間にいかに食わせられるか、またはフォール中に食ったアタリをマーカーに出せるかがポイントになってきます。

感覚的には全アタリのうち、フォール中のアタリが8割、ステイ(静止)中のアタリが1割、リアクション(ステイ後の回収間際など)のアタリが1割といったところです。



・そんなにアクションさせなくていい

フライの種類やウェイトにもよりますが、ルアー釣りのようにしょっちゅうアクションしなくてもルースニングは割と釣れます。

逆に鈍重なフライラインが水面を荒らす音(波紋)で釣り場をスレさせてしまうと考えています。

感覚的には餌釣りとルアー釣りの中間にあるのがフライフィッシングです。

沈降させきったら少し待ってチョンチョンとアクションさせ、それでだめならキャストし直してフォールで誘った方が良いように感じます。



・フライが空中にいるときからが勝負

トラウトのルアー釣りをしてきている方ならルアーの落ちパクというやつを経験したことのある方もいるのではないでしょうか?

ルアーが着水した瞬間にトラウトが食ってくるというやつです。

それくらいトラウトは普段から水面から移る景色を意識しています。

つまり、着水前から彼らの視界にフライ・ルアーは入っているので不自然な動きを出さないようにしっかり着水~フォールさせてあげることで釣果はきっと上がると思います。



・もしフライを飲まれたら?

ルアーに比べてフライは小さいので魚が警戒することなく咥え、飲み込んでしまう事もあるようです。

口の中ならいざ知らず、鰓付近や食道にフッキングしていたこともありました。

このような時は概ねフッキングが遅れていたことが多いのですが、それを避けるためには魚が口に咥えた時点でフッキングできるように事前に準備をしておくことが重要です。

もしも飲み込まれてしまったらフォーセップでフライのみをやさしくつまんで外してあげましょう。

焦って鰓を掴んでしまったりすると魚に大ダメージを与えてしまいます。フライのボディだけを掴んで外してあげてください。

少し時間がかかりそうだと思ったら(私は10秒程度を目安にしています)途中で水につけて魚に呼吸させてあげることも忘れずに行いたいものです。

また、リリース前は水中で魚の体を支えつつ口元に水を送り込むようにして呼吸を助けてあげることで復帰が早くなると聞きます。

もし回復しないようでしたら十中八九そのまま死んでしまいますので、自戒の念を込めて持ち帰って食べましょう。

死骸をそのまま釣り場に浮かせておくことは絶対に避けましょう。管理釣り場でのマナーだと私は思います。



・波紋を見よう

ルースニングをしていて急にアタリがなくなった、そしてあまりにも釣れなくておかしいからフライを見たら無くなっていた。なんてことはありませんか?

針のついていない糸を投げ続けていても魚は釣れません。

高いお金を払って管理釣り場に行くのに魚を釣ることを放棄していたらもったいないですよね?

魚を釣ったらティペットのチェックをしていればフライを失くす可能性は減りますが、それでもゼロではありません。

ですので、キャスト後にはフライが着水する波紋を見るクセをつけてください。

いくら軽いフライでも着水時には波紋が起こりますのでフライの存在を確認できます。

応用編で、マーカー~フライの波紋の距離でティペットが真っ直ぐ投げられたかの確認ができます。

また、ショット(おもり)を使っている場合は外れていないかと距離を確認できます。

このようにキャスト後にフライが起こす波紋は様々な情報をもっていますので、しっかり確認するクセをつけたいですね。