管理釣り場でフライフィッシング

東海圏管理釣り場で三十路フライフィッシャーが愛を叫ぶ

管理釣り場でのフライフィッシングで釣果を伸ばすために③

前記事の続きです。



・実際の流れ(ルースニングの場合)

①まず周囲の安全確認をしてラインが1直線に伸び切るようキャストします。

②フライが沈降を始めたのを確認しながら、マーカーが動かない程度にラインを引っ張ってスラック(弛み)を取ります→マーカーが動いたら⑤へ

③フライが沈降しきってから10秒ほど様子を見て、マーカーが波紋をたてて動くくらいラインを引きます。→③の動作以外でマーカーが動いたら⑤へ

④また10秒ほど様子を見てマーカーが動くくらいラインを引き10秒程様子を見ます。→釣れなかったら①からやり直し→ マーカーが動いたら⑤へ

⑤ラインを勢い良く引きながら竿を立てて毛ばりを魚にフッキングさせます。→釣れなかったら①からやり直し →釣れたら⑥へ

⑥右手で竿とラインを握りこんで、もう片方の手でラインのみを引っ張って魚を自分の方に寄せてきます。

⑦魚が自分に十分近づいたら左手で水面近くに網を構えて、右手(ロッド)で水面を滑らせるように魚をネットに誘導します。

⑧ネットに魚が入ったら一連の流れは終わりです。



・コツ

管理釣り場でフライフィッシングをするとぶっちゃけ釣れすぎるほど釣れます。

もし釣れないとしたら

①アタリをマーカーに出せていない

②アタリを合わせていない(合わせられない)

③魚がそのフライに興味がない

④そもそも魚がいない

のいずれかに該当すると思います。


そして、この中で多いのが恐らく①だと思います。

釣れないフライ人を見ていると、キャストした後ラインをくしゃくしゃにしたままにしている人が多いです。

渓流釣りでは川の流れに自然にフライを流すことが重要なので割と弛ませたままにしていますが、管理釣り場の魚達は賢いので弛んだままでは実際の80%以上のアタリはマーカーに出ません。

細かいアタリをしっかり拾ってフッキング出来るように常に竿~ライン~ティペットは張ったままにしましょう。

まだ細かい注意点がありますが、それはおいおい説明していきたいと思います。


そしてせっかくアタリがあっても②のように合わせていない人も意外と多く見られます。

ここまで再三言ってきているようにマーカーにアタリを出すことに苦心しているのですから、鯉釣りのようにマーカーが沈みきるまで待たずに、少しでもマーカーが動いたらフッキングさせることが必要です。

マーカーが沈みきるまで待っていたらスレた魚が多い場所ではいつまでたっても釣れませんし、やる気のある魚が多い場所ではフライを飲み込まれてしまいます。

また、風や波とは違う魚からのサイン・マーカーのわずかな動きを見極められるようになるとグっと釣果が上がると思います。

そのためにはマーカーの浮力・フライの重さ・ショットの重さなんかも考えてシステムを組んでください。


③の場合は少し難しいです。

それはフライを追いかけてきて反転してしまう場合だったり、フライ自体におびえているようだったりする場合で、何かもうワンアクションあれば釣れるというシチュエーションもきっと多いと思うので、創意工夫を凝らして釣っていただきたいと思います。

一番良いのはフライ自体を変えてしまう事です。

サイズ・カラー・シルエット・沈降速度・・・色々変える候補はあります。

私はそのフライで釣れなくなったら10分を目安に交換しています。

何度も言いますが、管理釣り場でフライフィッシングは本来釣れすぎるほど釣れてしまうものです。

釣れない時こそ釣り人から何らかのアクションしていただきたいと思います。


また、④のように魚がいない場所に投げても魚は釣れません。

また、それはタナにしても同じ事です。

魚が見えるような透明度の高い釣り場は別ですが魚が見えない濁った釣り場でも、魚がいそうな場所・タナを見極めて仕掛けづくり・キャストをしていけば必ず釣れるはずですし、そういった試行錯誤の経験は必ず自分のスキルアップにもつながっていきます。



ちょっと盛沢山になってしまいましたが、最後まで読んで実践できるようになればきっと釣れなくて嘆くこともなくなると思います。